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ヒトづくりこそがすべて

auカブコム証券株式会社 代表取締役社長 

斉藤 正勝

「ICT/ソフトウェア全盛の現代において、少数チームを活かした組織力が重要であり、なによりヒトづくりこそがすべて」こんなことは私自身も当たり前だと思っていましたが、改めて三井さんと出会い、骨身に沁みて実感しています。

 私自身は証券会社のシステムエンジニアとして出発し、以来30年超間ICT/ソフトウェアの世界に身を置き、現在もMUFG×KDDI資本のネット証券の経営者として、つねに「IT経営」を標榜し実践していると言う自負もありました。

 はじめて三井さんが執筆されていた、日経コンピュータ誌の連載されていた記事を読んだときの衝撃は強烈でした。 

(失礼ながら)私より先輩の三井さんが、アジャイルやDevOpsについて、精神論ではなく今までにない解りやすい現場視点での具体的メソッドを交え、諭すような文章展開に一撃で魅了されとにかく会ってみたい」と淡い恋心を抱いたのを覚えています。

 早速に電話アポ取りしても面会機会は得られず(証券会社の勧誘と誤解されたとのこと)、手書きレターでようやくお会いする機会に恵まれた際は、その場で「当社のために力を貸してください」とお願いし、三井さんから御快諾を得られたことで、当社の全社的な組織風土および意識改革が始まりました。

 当初はシステム部門中心に、三井さんを塾長としたTMS(Toyota-way ManagementSystem)塾が開講され、徐々にユーザー部門など全社的なKMS(Kabu.com-wayManagement System)塾へと発展するのには、そう時間もかからず自然の流れであり、当社現場主導で進められたものでした。

 最初は当社スタッフも、アジャイルやDevOps学び実践するために「なぜ改めて、まずはヒトづくりから?」と戸惑ったようです。

 本書は三井さんの「現場視点での具体的メソッド」が惜しむことなく書かれており、DX/働き方改革はじめ、ICT/ソフトウェアを経営に活かす処方箋として有用です。それでも本書を手に取られた方が「まずは自身のスイッチを入れられるか」に尽きると思います。

 本書は三井さんの「現場視点での具体的メソッド」が惜しむことなく書かれており、「過去と他人は変えられないが、未来と自身は変えられる」混沌としスピード感が要求される近代において、本書が「皆さんのスイッチ」となることを信じ、日本のICT/ソフトウェア業界の発展に資することを期待しております。